さて…いよいよ降りに入りますか…。
 降りと言ってもコースタイム6時間以上あるし。
 もの惜しげに山頂を振り返りつつ、山を辞す。

 

 10数分歩いて、いよいよ、稜線から降りる。
 青空に方向指示板が浮かび上がる。
 「あ〜、晴れてくれてホントによかったな〜」

 いつかまたきっと来ようと、そのときはそう思いつつ、降りに掛かる。

 

 イワヒバリが群れをなして舞う中を、一目散に降っていく。
 途中稜線を振り返ると、雪渓の上に薄雲が巻き始めていた。

 

 この辺りは、お花畑も見事。
 だけど、今年はもう終わりでしおれた花が多かったのは残念…。

 よく滑る岩場を過ぎると鑓温泉に出た。
 ここまで登りで5時間以上かかるらしい。
 入っていくか…と思わないではないが、
 脱ぐのがめんどくさい。

 ここで朝陽を見るなんて最高かもしれないけれど…。

   

 お湯は轟々と流れ谷に落ちていく。
 なのに隣には雪渓が残っていると言う凄い風景。

 

 まだ、お花畑も残っていたりする…。

  

 ここからは見るべきものもなく、林の中をすたこらさっさと歩くのみ。
 そして…下山。6時間以上の下りって…3時間もかからない。

 これから行く人は人は甘く見るようにしたほうが良いんじゃないかと思う。

 さてさて、下山地の猿倉からは、途中知り合いになった方のご好意で、
 八方のバスターミナルの目の前にある温泉まで送ってもらって、
 一緒に汗を流して…さようなら!またどこかで会いましょう!
 と再会を期し、別れる。

 そんで、バスに乗って…新宿。

 おしまい。


 ●温泉
  八方の温泉、「第一湯の郷」に寄ってきた。
  どうでもいい温泉でした。交通の便が良いという以外利点なし。
 
 ●東京発の交通費
  →高速バス代(往:首都高〜豊科IC/復:更埴IC〜練馬IC)
    ¥5,700(往)/¥4,700(復)
    往きは、アルピコの深夜バス、帰りは京王の高速バスを利用。
    値段は基本的には一緒だけど、ハイシーズンの一時期は高くなる。
  =¥10,400ですよ。安い…安すぎる。オフシーズンなら¥10,000切ります。

 

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