上野発の急行能登に乗り込む―23:30。
 急行能登に乗るのは、一昨年の黒部の山行以来。
 その後、綺麗な車両になるとかなったとか言う噂が流れていたが、
 ホームに入ってきたのは懐かしいボンネット型の古めかしい車両だった。
 ゴールデンウィークと言うこともあって、前回よりだいぶ混みあっている。
 と言っても、3人で1ボックスはゆうに独占できる。

 電車に乗ってから、暫く話をして、やがて就寝。

 車内に陽の差すころまどろんだ目で窓外に目をやると、
 立山連峰が薄っすらと影を浮かべていた。

 やがて富山駅着。
 電車やらバスやらを乗り継ぎ、室堂へ。

 雪の大谷はまどろんでいるうちに通過。

 準備を整えて、いざ、ターミナルの外へ…!

 

 一面の銀世界と濃紺の空、そして刺すような強烈な陽射し…。
 寝不足気味の自分にとっては、あまりにも刺激的で溌剌とした景色…。