また、写真パチパチ…。
 そして…大日岳。

 立山に比べると、なかなか格好のいい山。

 

 そして、剱沢に向かう。
 で…剱岳!
 その魁偉に目を見張る。

 その下に、剱沢の小屋とテント場。
 人間って小さい…。

 午後の陽射しを浴びて、柔らかな青空の下、
 凛と天を突く巨大な岩峰…。

 峨峨とした山容ではあるけれども、
 どことなく優しさを感じる…何でだろう?

 

 だけど、自分たち人間って不思議な生き物だ。
 言ってみれば、この山は単なる巨大な岩塊。
 それに雪が積もったってだけ。

 それに感銘し、哲学を持つ。

 そんな人間は不思議…だけどこの景色は凄い。
 だから何でだって話になると、
 曖昧な言葉で濁さないで、その理由付けをすることは難しい。