【こ】

小金沢山
[こがねざわやま]/【関東山地】
黄金伝説に由来する。ただし、実際にこの山から金が採掘されたという記録はない。

国師岳
[こくしだけ]/【関東山地】
夢想国師に由来する。

越百山
[こすもやま]/【木曽山脈】
いくつも山を越えた稜線上にある山、と言う意味らしい。


仙涯嶺付近より越百山方面(8月下旬)



甲武信ヶ岳
[こぶしがたけ]/【関東山地】
山の容が拳に似ているから。小暮理太郎は、農商務省出版の甲府図幅に甲武信と表記したことについて「拳に甲武信を代用して、武甲信の三州に跨る山であることを同時に表示したのは、気のきいた仕方である」と評しており、この山名のそもそもの由来が拳にあることを当然のこととして扱っている。また、小暮は三国山、三方山の別称があったこと、国師との混同があったことなどを紹介している。

菰釣山
[こもつるしやま]/【丹沢山地】
天保年間(1830-1844)に甲斐と相模で国境争いがおき、そのとき、甲斐側の名主、長田勝之進がこの山の山頂で菰を吊るして、ここで生活し、国境の測定を行ったことに由来する。

五龍岳
[ごりゅうだけ]/【飛騨山脈北部】
武田菱に似た岩があって、それを御稜といったことから「五龍」に変化した説、後立山連峰にあるから「後立」→「ゴリュウ」と変化した説がある。何れにせよ、五龍と言う字は明治以降の登山者の付けた当て字だと言う。

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