【う】

空木岳
[うつぎだけ]/【木曽山脈】
伊那谷からみたこの山がウツギの花のように見えたからと言う説を聞いたことがある。確かに、この山の山頂は花崗岩の白砂で覆われていて、それが這松の緑の合間の白い“花”に見えたのかもしれない。あるいは、山の容がウツギの花に見えたのかもしれないが、詳細は不明である。また、山の麓にウツギが生えていたからと言う説もあるが、山名由来としては少々乱暴なような気もする。



赤薙岳より空木岳(8月下旬)


雲仙岳
[うんぜんだけ]/【佐賀西部・長崎・島原】
雲仙岳はその昔、温泉岳と書いて、[うんぜんだけ]と呼ばれていた。温泉岳の由来は、火山であるがためであろう。なお、信仰の山としても知られ、1990年の噴火で有名になった普賢岳は、普賢菩薩辺りに名前の由来があると思われる。

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