モルゲンロート
2003年7月下旬
常念乗越にて(飛騨山脈)
MINOLTA DiMAGE F300/AUTO/-0.7
朝4時過ぎ、目が覚めて出立の準備に追われていると空が朝陽に染まり始めた。
その色彩が気になって、皆の手は休みがちになる。
リーダーが、「朝陽を見に行きましょう」と声を掛けると、
皆、待ってましたとばかりに、朝陽のよく見える方にいそいそと向かって行く。
自分も、慌ててテントの中からカメラを探し出してきて、そこへ向かう。
途中、カメラの電池がなくなっているのに気づき、引き返して、再びそこへ向かう。
その途中ファインダーを覗いた。
陽が昇りきってしまうんじゃないかと思って慌ててシャッターを切った…。
刻々と変わりゆく空の一瞬を逃すのがもったいなくて。