だらだらと30分ほど休憩して、いざ、山頂へ!

 

 何のことはない。10分も歩けば、山頂。
 ここばっかりは、完全に除雪してあって、全く過ごしやすい。

  

 ただ、山頂部は展望がよろしくないので、少し、山頂を過ぎて、中門岳方面へ。
 ここからの眺めはとても素晴らしい。

 まず、北東方面に目をやると三岩岳の大きな山体がのっそりと居座っていて、
 その西には、やや高度を落として、特異な容の坪入山が聳えている。

 

 更に西に目をやると会津駒朝日連峰の主峰と言われる丸山岳が平べったくも、
 主峰らしい堂々とした山体を横たえているのが印象的である。

  

 丸山岳には登山道が付けられていないため、
 その山頂を踏むにはこの残雪期が最も適していると言われている。
 いつかは、会津のチベットと言われるこの山に登ってみたい、と意気込んでみる。

 さて、ここからの眺めはこの3座の見事な連なりに尽きる。
 いずれも個性的で、また、奥山の秘峰を眺める喜びを感じさせてくれる山である。

 他に見える山では、平ヶ岳から越後三山、荒沢岳に至る越後の連山が印象的。
 ただ、今回は空が白っぽくて、よく見えたとは言いがたい。