山頂からの眺望は見事!
 西側に聳立する立山連峰の偉容には目を見張るばかり。
 そして、そのむきだしの岩の山脈が朝日を浴びて朱に染まり、
 そこに影鹿島槍が投影する…雄大な時のうつろいの中で、
 刻々と姿を変える不変の大地。
 人はただその中で傲慢に胸を張り、卑小に我を張ることしかできない。

 


 東に目を向けると北峰と吊尾根に残る残雪が朝日に輝いている。
 そして、雲海の向こうには頚城三山を中心に
 頚城の山々の連なりが見える。

  

 南に目を向ければ、針ノ木岳。
 そして、その背後には、
 飛騨山脈最奥の三山、鷲羽・水晶・赤牛が控えている。

 

 北に目を向ければ、五龍〜白馬三山。
 知名度では剱に伯仲する白馬だけれども、
 ここではあまり存在感はない。

  

 40分ほど山頂を楽しんで下山。
 団体が続々とやってきてうるさくなってしまったのだ…。