下山途中再び布引岳による。
朝陽は消え、昼の高山の抜けるような青空が空一杯に広がっていた。
朝陽はいい、夕陽もいい。
しかし、この青空もそれに負けないぐらいい。
この青空にまた会うために山に来た…そう言っても過言ではない。
そして、この布引岳から改めて鹿島槍の威容を仰ぐ。
既に晩夏の装いである。
それにしても鹿島槍の双耳峰は見事。
ただ、南方に立つと、
北峰に立つ気が起きなくなってしまうのは何故だろう?
ここから見ると、あの吊尾根を歩いてみたい気分になるのに。
さて、あとは下るのみ。
幕営地に戻ってテントを片付けて、さくさく下山へ。
爺ヶ岳へ登る途中、鹿島槍を振り返ると、
いつの間にか大分多くの雲を裾野に抱いているのが見えた。
中央峰に登ったときには既に山頂も時折雲に隠れてしまうほどだった。
種池につく頃には、霧中を歩くようになり、
柏原新道を下っている最中に見えた風景は昨日のものよりも、
なお、霞んだものだった。
そんな中、のんびりとお弁当を広げている中年の女性集団・・・。
「あんまりのんびりしていると雷落ちるよ〜」
注意されていたが、笑って流していた…。
この時期、午後の稜線歩きほど危険なものはない…のだが・・・。
そして、懐かしの扇沢駐車場着!
もちろん、その後は温泉で!!
おしまーい!
●温泉
大町温泉郷にある「薬師の湯」に寄ってきた。
気分のいい温泉でした〜。
●東京発の交通費
→高速料金(往:首都高〜豊科IC/復:更埴IC〜練馬IC)
¥5,750(往)/¥4,850(復)
→ガソリン代(注:うちの車はとても燃費が悪い)
約¥7,000
=¥18,000もあれば足りますね。
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