4月16日22:30、東京発。
 混雑がなければ、水上まで僅かに3時間足らず。
 練馬ICからなら2時間少々で着いてしまう。

 下牧PAで仮眠。
 明けて17日早朝、下牧PA発、間もなく土合橋着。
 上り口から1m超の積雪。
 そう言えばSAに天神平積雪4m超との情報があった。

 そそくさと準備して早速よく締まった雪の上を進む。
 一つ橋を渡ると間もなく急登が始まる。
 よく踏まれていて道を違う心配もラッセルする労力も要さない。
 ただ、地図をみると急登は山頂まで続いている。
 シンド…。

 間もなく、谷川岳東面の岸壁の眺めのよいところにつく。
 ちょうどいい休憩ポイント…先はまだまだ。

 

 それにしても、谷川って空恐ろしげな表情をしている。
 2,000mにも足らない背丈を凛と張って、とても険しい表情で、
 ちっぽけな人間を睨みつけている。

 こりゃすげぇ山だわ…

 「あれがマチガ沢、あれが一ノ倉沢…」
 Sさんが指呼する名称はクライマー達の夢の跡。
 それぞれの沢にはいく筋もの雪崩の跡がついている。