ヤクシマ…いや、屋久島で有名なのは高山植物よりも、
 風雨に晒された屋久杉の枯れ立ち木。

 深い緑と濃霧の中、白っぽい枯れ立ち木が、
 ポツン、ポツンと点在している様は、太古の原始林のイメージである。
 何となく幻想的。

 

 花ノ江河まで戻ると、朝よりは幾分か霧は薄くなっていた。

 ここにも杉が悠久の時を超えて、
 厳しい屋久島の自然環境に耐えて、立ち尽くしていた。

 

 ここからは、登りのとき真っ暗な道を歩んだ所。
 全く記憶にない道を下っていく。

 あ、橋。
 そう言えば、歩きやすい平らなところがあったような…。
 あそこは橋だったのか。

 ちなみに、この橋の下には、実に美しい清流が流れている。
 流れて…いるのか?と言う感じではあるけれど。

 

 そして…登山口へ…帰還。
 ふぅ…これで安房に着いたらちょうど昼ごろ…。