途中、紀元杉を見物。
 何か、色んな木や植物がこの木に植生しているとのこと。
 植物はまだしも、木までねぇ…。

 

 屋久杉ランドを過ぎて、暫く下って…猿の大群に遭遇。
 って、猿の群れはその辺にたくさんいる。

 やがて、海岸の道へと出る。
 食事処を探して、右往左往するが面倒になって、
 適当に買って食べることに。

 食事後は、永田いなか浜と言うこの島随一の浜辺を目指す。
 なんと言ってもここは南の島。

 山だけではなくて、綺麗な海を見ることも、楽しみの一つ。
 …で…着いた。

 まぁ、綺麗なんですがね…想像していたような南国!!って感じゼロ。
 天気が悪いせいかも…でも、ここ来るなら山重視にしたほうがいいみたい、
 ってことだけは確か。飽く迄も、海は従。

 ちなみに、この浜辺、ウミガメの産卵で有名なんだそうだ。

 

 その後、海辺の気のいいおじさんのいる小さな温泉で汗を流し、
 今宵の宿…いや、野営地、矢筈岳テント場へ。

 矢筈岳は屋久島の北に飛び出した半島にある小さな丘である。
 眼下には綺麗な浜辺が広がっている。

 ここのテント場は連絡を入れれば無料で使うことができる。

 

 節約したお金で、夕食は豪勢に宮之浦に食べ出た。
 と、途中から雨が降り出し、あっという間に土砂降りに。
 挙句には、雷がバッシンバッシン落ちる始末…。

 夕食を終えて、テント場に戻るとここは晴れている。
 テントのそばに車を寄せると、すぐ目の前で鹿が芝生をムシャムシャやっている。
 横になっても、近くでごそごそと鹿が動くので何だか落ち着かない。

 屋久鹿を見てみたかったのは確かだけど…近すぎる…。
 小窓から外を伺えばほんの2mほどのところで公園の草木を食べているんだから。

 やがて、テント場の近くでも雷が鳴り出した。
 まぁ、大丈夫だろうと眠りに掛かったときである。
 バーサーッと突風が吹いたかと思うと大粒の雨がバラバラと落ちてきた。
 風は、一瞬で止まず轟々と吹き荒れ始めた…。

 ま、まずい…大丈夫だろ…ってんで、ペグはまともに打っていない。
 あんまりに凄いんで、車に避難。

 と、あっという間にテント転倒。
 慌てて大きな石をテントの中に放り込む。

 そして…朝まで車の中で過ごす。