さて、降り。登りは殆ど写真が撮れなかったので、
降りはのんびりとパシャパシャやりながら行くことに。
まずは頂上直下で、黄色い小さな花を見つけたので、
何だか解らずに撮ってみた。
と、これがヤクシマコオトギリというこの島の特産種であることが後ほど判明した。
この荒天で、水滴を花弁の周りにまとった姿は、
高山植物らしく楚々として実に美しい。
こういうのを見てしまうと、下界の毒々しい観賞用栽培植物は嫌になってしまう。
人間に肥料を与えられ、水を与えられ、媚びるように咲く花よりも、
混沌とした自然の一角で力いっぱいに咲いている花の方がいい。
花の美の源は生命力にある…と思う。
もう少し、降ると木道に…。
って、この角度じゃ、滑って歩けない…。
ちなみに、木道の周りはヤクザサが一杯。
と言うか、稜線上はヤクザサの海になっている。
もちろん、ヤクザサはこの島の特産種。
葉がやや小さめなのが特徴。
意外に思うのは、この山、湿地帯が多いと言うこと。
花ノ江河より上にも湿地が点在している。
そう言うところに、屋久島名物、苔がわんさかある。
水は豊富…ってこんだけ雨降ればなぁ。
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